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2023年12月12日 更新
重症患者にとって、常に側にいる私達が行うケアは生命予後やQOLに大きな影響を与えると考えられます。そのため、根拠をもって、今必要とされるケアを提供し、その結果が重篤化の回避や回復過程の一助となることが嬉しく、やりがいに繋がっています。また、より良い医療を提供するためのチーム医療を推進すべく、他種職と協働し、在宅・社会復帰を目標とした最良の看護を提供できるよう活動しています。
集中ケア領域は、携る分野が多岐にわたり、広域性・専門性を求められるため、幅広い視野が必要とされます。努力次第で、自分をいろいろな方向に伸ばすことができると思います。一緒に頑張ってみませんか!
私は2014年に糖尿病看護認定看護師の資格を取得しました。この資格得た理由は糖尿病患者さんが糖尿病を持ちながらも普通の人と変わらない生活、寿命を全うすることができるようをお手伝いしたいと考えたからです。糖尿病は生涯続く自己管理が必要です。また、血糖コントロールは患者さんの生活状況に大きく影響を受けます。療養行動がうまくいくときも、そうでないときもありますが、私は患者さんに寄り添いともに歩んでいきたいたいと考えています。私が勤務する糖尿病センターには糖尿病を専門とする医師が常駐し多くの外来患者、入院患者の診療にあたっています。その他に薬剤師、管理栄養士、理学療法士、検査技師からなる糖尿病チームを形成し患者指導を行っています。多職種が連携することで専門的な支援を的確に提供することができます。更に私は2019年に看護師特定行為研修を終了し血糖コントールに係る薬剤調整投与の資格を得て、インスリン療法を行う患者さんの薬剤調整を手順書をもとに行っています。高血糖や低血糖となる患者さんの薬剤調整を医師に代わりタイムリーに行うことは、患者さんにとっても大きなメリットになると考えています。
糖尿病の患者さんは年々増加傾向にありますが、糖尿病医療は進歩しています。日々勉強を重ね、糖尿病患者さんやご家族へ暖かい支援を提供していきたいと考えています。
当院には糖尿病認定看護師、糖尿病療養指導士、栃木県糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師、医療スタッフが連携しチーム医療を行っています。糖尿病患者さんやご家族の療養生活を支援するために糖尿病に強い看護師、スタッフが支援することはとても意義のあることです。私たちは糖尿病の研修会や学会に参加し各自のスキルアップ、自己研鑽に励み糖尿病看護の質の向上に努めています。
認知症を持って入院されてくる患者さんは、病院での生活に適応できにくく、治療を受けることすら困難な場合があります。しかし、病気をそのままにしてご自宅へお帰しすることはできません。私は認知症看護認定看護師として、認知症をお持ちの患者さんも安心して治療が受けることができるように病院のスタッフと協力して認知症看護に取り組んでいます。
私は、認知症看護は言葉を変えれば、「優しさ、思いやりの看護」。まさしく看護の原点であると考えています。認知症看護を通して、つらいことが多い現代社会に「優しさ、思いやり、ぬくもり」ということを考え直す機会をいただいているのではないかと思っています。私と一緒に看護の原点を考えてみませんか?
高齢であると入院して一時的に混乱をしてしまう「せん妄状態」を起こしやすくなります。私たちの病院にはリエゾンチームがあり、各病棟を専門のスタッフが訪問し、せん妄の予防と早期に対策をとっています。また、認知症ケアチームも活動を実施し、認知症の患者さんが安心して入院・治療ができ、元気になって退院できるよう援助させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
COVID-19が取り沙汰されていますが、2050年には抗菌薬に耐性をもった「薬剤耐性菌」が、がんによる死亡者数を超えると予測されています。そんな薬剤耐性菌をはじめとする院内における感染の発生状況や、感染対策の実施状況について病院全体をモニタリングし、研修会の実施や直接指導を行っています。もちろん一人ではなく、感染対策チーム(ICT)やリンクナース会等のチームで協力して院内の感染対策を最善なものにできるよう日々活動しています。
感染症に対する看護だけでなく、統計学(疫学)的に分析し対策を講じるなど「管理」の面でのやりがいもあります。少しでも興味がありましたら、勉強・資格取得など全面的に協力しますので、ぜひ一緒に働いてみませんか?
当院の救急センターは、24時間365日救急車で搬送されてくる患者様や他院からの紹介で来院された患者様、ウォークインで来院された患者様などを対応しています。多くの患者様が来院して医師の手が回らないときには、患者様の状態把握に努め医師が迅速に診療を行えるようサポートしていきます。また、救急看護師に必要な「準備性・予測性・即応性」を持って患者様に対応できるようにしていきます。
救急領域は幅広く、習得する知識・技術も多岐にわたります。患者様によりよい救急医療を提供できるように日々研鑽しています。
がんと診断された時から患者さん・ご家族は身体や気持ち、生活に関する様々なつらさを抱えることがあります。そのつらさを少しでも和らげ「自分らしさ」を保ちながら療養できるよう全人的な視点からアセスメントし、支援させていただきます。また、治療や療養生活について患者さんやご家族の意向を確認し、決定していけるようお手伝いをさせていただきます。また、より良いケアにつなげるため医師、薬剤師などの多職種と連携し、チーム医療に取り組んでいます。
がんと診断された時から緩和ケアが提供されるよう、スタッフとともにカンファレンスや事例検討を行い知識、技術の向上に努めています。
副作用に対するケアの方法や抗がん剤の取り扱いなどで困ったことや不安なことなどありましたら、いつでも相談してください。
がん看護・がん化学療法看護に携わりたい方や興味のある方、一緒にスキルアップしましょう。
当院では県内で数少ない心不全チームがあり、疾患管理、栄養管理、退院後の自己管理方法について入院中から外来にかけて心不全の患者さんに介入を行っています。再入院率が高いのが現状ですが、その多くは生活習慣等の自己管理で予防できます。その人らしい人生を送ることができるように、患者さんだけでなく、患者さんのご家族も含めたQOL向上に向けての看護実践を行うことも私の役割です。
私たちのチームでは対象の方に心不全手帳を用いて、心不全増悪の早期発見や自己管理方法を習得し継続できるように家族を含めてサポートさせていただいています。
私たちが日ごろ当たり前のように行っている呼吸ですが、病いにより呼吸をすることさえも苦痛を感じながら、生活をされている方たちがいます。その気持ちに寄り添いながら、その人らしく生活が送れるよう支えていくことが私の役割だと考えています。患者さん・そのご家族が笑顔になれるようお手伝いをさせていただきます。
当院には呼吸ケアサポートチームがあり、集中ケア認定看護師と協働して、急性期から在宅への移行も含めて幅広く呼吸ケアサポートを展開しています。
医療安全は、患者様に安心してより質のよい医療サービスを提供する上での最重要課題となっています。病院の安全管理者として、院内の「安全文化の醸成」を促す活動を行っています。院内において発生したインシデント・アクシデント報告の情報収集・分析・再発防止(あるいは未然防止)のために対策など、安全な医療を提供できるよう活動するほかに、院内の医療安全についての認識や意識向上に繋げるための活動も行っています。その為には多職種な職員と協働しながらの活動となっています。現在医療安全とは医療従事者だけではなく、患者参画型の医療安全となってきています。患者様の協力を頂きながら、安全で安心な医療を提供できるよう活動を行っていきたいと思います。
医療安全に関する研修を、具体的な内容で取り入れています。報告することは、情報を共有すること、原因対策立案へとつながっていきます。一緒に『安全な医療』を作っていきましょう。
私は退院支援専従看護師として患者支援センター(PFM)に勤務しています。
私に求められている役割は、外来通院・入院中から退院後の生活を見越して行う(退院支援)と、地域医療・介護へ移行していくためのマネジメント(退院調整)です。
早期から病棟看護師と多職種で協働して、患者さん・ご家族に関わり、病気や障害を抱えながらその人らしく生きるための方法を一緒に考えています。
当院では各病棟に退院支援専任看護師を配置し、多職種で連携しチームで取り組んでいます。
看護師が中心となって退院支援・調整を行うことで、生活に寄り添った継続的なケアができるようになっていると考えています。
多くの高齢者が入院されている中で、皮膚が弱くスキントラブルが発生する患者さんが増えてきています。褥瘡だけでなく、ストーマケアなども中心に院内のスキンケア・スキントラブルに対し早期にスキントラブルを解決できるように相談、助言しています。病棟スタッフと共に、家族と一緒に解決できるよう援助しています。
組織横断的に活動し、スキンケアしていくことにより、経過が良くなっていく過程はとてもやりがいを感じます。当院スタッフとともに、スキンケアを実践してみませんか。