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2025年5月22日 更新
検査科では各診療科の要望により多岐の分野にわたる検査を実施し、患者さんの治療に役立つよう迅速かつ正確な検査結果を提供することを心がけています。検査業務は、患者さんから採取した血液,尿,体液などを検査する検体検査と、患者さんを直接検査する生理検査に分かれています。これらの検査の精度を確保している証として品質保証施設認証を取得しています。また、チーム医療の一員として、糖尿病支援チーム、栄養サポートチーム、院内感染対策にも参加しています。(2025年4月現在)
| 資格 | 人数 |
|---|---|
| 細胞検査士 | 3名 |
| 超音波検査士 | 7名 |
| 緊急臨床検査士 | 2名 |
| 日本消化器内視鏡技師 | 2名 |
| 日本糖尿病療養指導士 | 1名 |
| 栃木県糖尿病療養指導士 | 11名 |
| NST専門療法士 | 1名 |
| 認定病理検査技師 | 2名 |
| 特定化学物質作業主任者 | 2名 |
| 二級臨床検査士 血液学 | 2名 |
| 二級臨床検査技師 細菌学 | 1名 |
| 心電図検定2級 | 2名 |
| 心電図検定1級 | 1名 |
| JHRS認定心電図専門士 | 1名 |
尿自動分析装置によって尿中の糖・蛋白・潜血・比重・pH・ウロビリノーゲン等の検査ができます。また凝固検査(止血の機能や異常を調べる検査)を行います。消化管からの出血の有無を分析する便潜血検査と顕微鏡で見る寄生虫卵検査があります。
赤血球、白血球や血小板の数量などを自動血球分析装置で測定し、血液の形態を顕微鏡で観察します。また止血検査(血小板が機能しているか)、凝固・線溶検査を行います。
血液・尿・穿刺液等を自動分析装置で測定しています。各臓器や組織のほとんどの状態をチェックできる多くの検査項目があり重要な検査です。血糖・蛋白・脂質(中性脂肪・総コレステロール等)・肝機能(ALT・AST等)・腎機能(BUN・クレアチニン等)・尿酸・などの検査を行います。B型肝炎・C型肝炎・梅毒などの感染症の検査・血液中のホルモン・免疫グロブリンの測定などの検査があります。
感染症が疑われる患者さんからの検体(尿、喀痰、膿、血液、糞便、穿刺液など)から病原菌を検索し、起炎菌に有効な薬剤を調べます。また菌やウイルスの遺伝子検査やインフルエンザなどの迅速検査も行います。早期診断と治療に役立つ情報を提供しています。
安全な輸血を実施するために、血液型・不規則抗体・交差適合試験・等の検査を行っています。
外科的手術や内視鏡検査により採取された組織の病変や悪性の有無を診断するための標本を作製する。また尿、喀痰などの検体の中に悪性細胞があるかなどを調べる検査です。
心電図、脳波、呼吸機能などの生理学的検査を行っています。また超音波診断装置を用いて、腹部や心臓、血管などの病変を検索し、診断につなげています。 他にも、動脈硬化の検査や、睡眠時無呼吸の検査なども行っています。

当院検査科ではこれらの検査を行うにあたり多項目自動分析器、血液型分析装置、免疫化学発光分析装置などの導入をしています。また、超音波検査士、細胞検査士、糖尿病療養指導士、消化器内視鏡技師、特定化学物質作業主任者などの認定資格を有する臨床検査技師が多数います。




診断においては、科学的な検査データの裏付けがあってこそ、より正確な診断ができるのです。
医療の進歩と高度化は検査データを抜きには語れません。そのため、日々の機器のメンテナンス、外部および内部の精度管理、データ標準化への取り組みもしています。