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2024年4月30日 更新
当科は352床の臨床研修指定総合病院の精神科です。精神科病床は50床を占め、児童思春期から老年期までの精神疾患を対象としています。
入院形態は、精神保健福祉法に定める任意入院、医療保護入院、措置入院に対応しています。
また、平成18年4月より指定自立支援医療機関となっています。
当科は、精神病の急性期治療から回復期治療、慢性期治療を一貫して行う体制を整えていて、特に、回復期の作業療法や生活技能訓練、デイケア等による社会復帰治療に力を入れています。
加えて健康福祉センターや作業所等と連携した地域精神医療活動を活発に行っています。
さらに、総合病院の精神科として、身体合併症のある精神障害者を受け入れ、身体他科と連携して心身両面から身体合併症患者の治療を行っています。
また、頭部MRI検査、SPECT検査を用いて様々な脳器質性精神疾患の精査(認知症の早期診断など)も行っています。小児や思春期症例で心理療法の必要な症例では、臨床心理士による個人・集団心理療法も行っています。
入院患者さんと外来患者さんに対して主治医制を採用し、治療方針や治療責任の明確化を計っています。
外来診療は、平成3年より完全予約制を導入し、主治医の明確化と来院する患者さんの待ち時間を短縮するように努力しています。
当科では、患者さんの病態や臨床経過を考慮して、薬物療法、精神療法(個人・集団)、生活技能訓練、作業療法、レクレーション療法などを組み合わせて治療しています。
そのため、医師、看護師、臨床心理士、作業療法士、ソーシャルワーカーなどのチーム医療が必要不可欠と考え、当科ではこのチーム医療を推進し、よりよい治療体制づくりのため、毎月、精神科運営会議を開き、各職員の討議により運営を決定し実行しています。
さらに、地域精神医療を推進し、地域でのサポート体制を作るため保健所、健康福祉センターとも積極的に連携をはかり、当院スタッフが患者会や作業所運営にも関わっています。
平成16年4月より当科では、行動制限最小化委員会を設置し、毎月、患者さんの隔離・拘束などの行動制限に対してその必要性や妥当性について審査しています。
それにより、治療と保護のための行動制限を必要最低限にする努力をしています。
精神科医療では精神保健福祉法に基づいて入院、治療、処遇を行っています。
入院に対しては、患者さんに入院治療の必要性を説明して、できるだけ患者さんの同意による任意入院に努めています。
しかし、病態が重くて、患者さんの入院同意が得られず、かつ、入院治療の必要性がある場合には、保護者の同意による医療保護入院としています。
その場合でも、患者さんには入院治療の必要性をわかりやすく説明するように努力しています。
保護と治療のために身体拘束や隔離等の行動制限が必要な場合にも、患者さんにその理由を説明した上で実施をしています。行動制限等の処遇の必要性がなくなれば速やかに行動制限を解除し、患者さんの人権を尊重するようにしています。
患者さんへの精神病の告知に関しては、精神病に対する社会的偏見が存在する以上、微妙な問題を含んでいると考えています。従って、患者さんの病態、病気に対する自覚や理解、治療への態度、家族の協力体制など、様々な要素を考慮して、治療的観点から精神病を告知すべきかどうかを決めています。
病名を知ってもらう方が治療関係を築くのに有効であるため、従来の精神分裂病が平成14年8月より統合失調症に改名されたのを契機に、できるだけ患者さんに対しても病名告知の方向で努力しています。
原則として、家族には精神病について詳しく説明するようにしています。家族に病気を理解してもらい、焦ったり、悲観したりしないようにサポートし、患者さんへの適切な関わりができるように努めています。
2024年4月より
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 予約再診のみ |
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初診 |
受付時間 | 8:00 ~ 11:00 | 休診 | ||||
担当医師 | (予)交代制 | ||||||
午前 | 受付時間 | 8:00 ~ 11:30 | |||||
担当医師 | 衛藤 | 赤野間 衛藤 福田 |
佐藤 髙山 |
衛藤 髙山 渡邊 |
渡邊 | 赤野間 衛藤 (13)鈴木洋 |
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(予)午後 |
受付時間 | 2:00 ~ 4:30 | 休診 | 2:00 ~ 4:30 | 休診 | ||
担当医師 | 衛藤 赤野間 渡邊 福田周 |
塩田 佐藤 |
衛藤 | 髙山 佐藤 |